はじめまして、Kenです

初めての投稿なので自己紹介をさせていただきます。

私は現在、東京都内で英語コーチとしてこぐまEnglishを運営しています。みなさんがご自身の英語の弱点を克服して確実に上達する方法をお伝えし、学習がしっかり続くようにサポートするお仕事です。

そんな私も30歳になるまでは英語を全く話すことができませんでした。中学校・高校での英語の授業以外は英語に触れる機会はなく、社会人になってからも仕事での英語使用はおろか海外旅行にすら行ったことがありませんでした。

そんな私が英語を始めるきっかけになったのは29歳のときに訪れた南米での体験です。当時、私の母は50代だったのですが、JICA(国際協力機構)の海外ボランティアに参加しており、南米のとある国に派遣されていたのでした。そんな中、母を訪ねてはるばる南米に向かったのが、人生で初めての海外体験でした。

そこで衝撃を受けたのが、現地で流暢にスペイン語を話す母の姿でした。彼女はこのボランティア派遣が決まってから、生まれて初めてスペイン語を勉強し始めたのですが、私が訪問した時点(派遣から1年が経過していました)では生活や仕事に支障のないレベルでスペイン語を使いこなしていました。「海外で人の役に立つ仕事がしたい」という強い思いを母が持っていたのは以前から知っていましたが、その情熱が彼女にとって未知のスペイン語をこのレベルまで上達させたのはとても驚くべきことですし、誰でもできることではないと思いました。

しかしながら、ふと思ったのです。母にできて息子の自分にできないことはないのではないのかと。このとき、他言語に対して無意識に抱いていた高い壁が崩れ落ちたような気がしました。

実は私は高校生の頃までは、英語の授業がとても好きでした。そして将来はいろいろな国人と一緒に仕事がしたいと考えていました。しかし、気づけばそんな気持ちはいつの間にか消えてしまい、自分の理想とは程遠い社会人生活を送っていました。

しかし、南米からの帰りフライトの中で、そんな昔の夢を思い出しました。そして、このままただ年を取って、やらなかったことを後悔するのが嫌だと強く思ったのです。そして、帰国したらすぐに英語を勉強しようと心に決めたのでした。

当時の私は非常に単純で、英語圏の国で生活することが英語習得の一番の近道だと思いこんでいました。そのため、南米旅行から一年後には、当時勤めていた会社を退職し、ワーキングホリデービザを取得してカナダへ渡航したのでした。

カナダでの生活については今後また別の機会に書きたいと思いますが、結論としては、「海外で生活する=英語が簡単に習得できる訳ではない」ことを痛感しました。また、ビザの期限があったため1年間しか滞在できなかったのですが、1年間という時間だけではとても満足に英語を使えるようにはならなかったのです。

カナダから帰国した後も、さらに1年ほど英語を学習し続けました。結局、カナダ渡航から合計して2年ほどが経過した時点で初めて「英語を使えるようになったかも」という実感を持てるようになりました。

その後、自分自身の英語習得の経験を世の中に還元していきたいという思いから、大学での留学サポートや留学エージェントでの営業などのお仕事を経験しました。ついに英語を使って様々な国出身の方々と働くという夢も叶えることができたのでした。

その後、英語コーチングスクール勤務を経て、2019年にフリーランスとして英語コーチングの仕事を始めました。

ここでは、私が英語学習者として経験したことと、英語コーチングの経験・知識を広くみなさんにお伝えしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします^^

Kenichi Ariga